ChatGPTに個人情報を入れてしまったら、どうすればいい?
あわてなくて大丈夫です。まず、その会話を削除します。削除した会話はすぐに画面から消え、OpenAIが30日以内に完全に消す手配をします。次に、設定で学習に使わせないようにします。カードの番号やパスワードを入れたときは、カード会社への相談やパスワードの変更もしておきます。
- はじめてAIにさわる方へ
- 家事や子育てに使いたい方へ
- 親にAIを教えたいご家族へ
- まず、その会話を「•••」から削除する。削除すると元に戻せない
- 学習に使わせない設定は、これからの会話に効く。前の会話は自分で削除する
- カードの番号はカード会社に相談、パスワードはそのサービスで変える
- マイナンバーは、それだけでは手続きができない仕組みになっている
- 個人情報
- 名前・住所・電話番号・生年月日など、だれのことかわかる情報
- データコントロール
- ChatGPTの設定の1つ。話した内容を、AIの学習に使わせるかどうかを選べます
- 一時チャット
- 会話の一覧に残らず、AIの学習にも使われない会話のしかた
- パスワード
- インターネットのサービスや機械に入るときの、自分だけの合いことば
- アカウント
- そのサービスを使うための、自分専用の登録
- 会話の一覧を開くChatGPTのアプリで、今までの会話が並ぶ一覧(サイドバー)を開きます。
- 消したい会話の「•••」を押す個人情報を入れてしまった会話の、点が3つ並んだ「•••」のボタンを押します。その会話のメニューが開きます。
- 「削除」を押す出てきたメニューから「削除」を選びます。
- もう一度「削除」を押して確定する確かめの画面が出たら、削除を確定します。削除した会話は、元に戻せません。
- 設定の「データコントロール」を開くサイドバーで自分のプロフィールのマークを押して設定を開き、「データコントロール」を選びます。
- 「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにするこの項目をオフにすると、これからの会話はAIの学習に使われません。
まず、あわてなくて大丈夫です
相談に夢中になって、つい自分の名前や住所を書いてしまった。送ったあとで、カードの番号だったと気づいた。そんなとき、「もう取り返しがつかない」と青ざめてしまいますよね。
でも、あわてなくて大丈夫です。ChatGPTには、会話を削除する方法と、学習に使わせない設定があります。順番にやれば、できることはたくさんあります。
この記事の内容は、2026年10月17日にOpenAIの公式ヘルプで確かめたものです。
まず、その会話を削除する
最初にするのは、個人情報を入れてしまった会話の削除です。手順は、上の「手順」のとおりです。
OpenAIのヘルプによると、削除した会話は次のように扱われます。
| 削除したあと | どうなるか |
|---|---|
| 画面の表示 | すぐに見えなくなる |
| OpenAIのシステム | 30日以内に完全に削除される予定(セキュリティや法律上の理由で長く保管する場合を除く) |
| 元に戻せるか | 戻せない。OpenAIのサポートに頼んでも戻らない |
1つの会話の中に、残しておきたいやりとりがある場合もあるでしょう。そのときは、必要なところだけをスマホのメモに写してから、会話を削除してください。
会話を一覧から見えなくするだけの「アーカイブ」という操作もあります。ただ、アーカイブは削除ではありません。個人情報を入れた会話は、アーカイブではなく削除を選びます。
学習に使わせない設定は、いつ効くの?
ChatGPTは、はじめの設定のままだと、会話をAIの学習に使います。設定の「データコントロール」で、「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにすると、学習に使われなくなります。
ここで知っておきたいのは、この設定が効くのはこれからの会話だということです。OpenAIのヘルプにも、オフにしても、保存済みの会話は削除されないと書かれています。
ですから、順番は「入れてしまった会話を削除する」、それから「設定をオフにする」です。2つをセットで覚えておきましょう。
ChatGPTとの会話の例
さっきの会話で、自分の住所を書いてしまいました。どうすればいいですか?
その会話を削除するのがよいと思います。会話の一覧で、その会話の「•••」から「削除」を選べます。あわせて、設定のデータコントロールで、学習に使わせない設定にしておくと安心です。
入れてしまったものごとに、何をすればいい?
会話の削除と設定のほかに、入れてしまったものによっては、することがあります。
| 入れてしまったもの | 会話の削除のほかに、すること |
|---|---|
| クレジットカードの番号 | カードの裏に書かれた電話番号で、カード会社に相談する |
| パスワード | そのサービスで、パスワードを新しく変える |
| マイナンバー | それだけでは手続きができない仕組み。あわてず削除を |
| 名前・住所・電話番号 | 削除して、次から入れないようにする |
| 家族の病名や体のこと | 削除して、次から「家族が」とぼかして書く |
マイナンバーについて、デジタル庁は「万が一漏えいした場合でも、マイナンバーだけでは手続はできない」と説明しています。手続きには、きびしい本人確認があるためです。
カードの番号やパスワードは、会話を削除しても、入れたことは取り消せません。心配なときは、早めにカード会社やサービスに相談しておくと安心です。
「入れてしまった」を、くり返さないためには?
いちばんの近道は、名前や番号の代わりに、続き柄や大まかな場所で書くことです。
- 「山田花子です」ではなく、「70代の女性です」
- 「名古屋市中区の〇〇病院」ではなく、「市内の病院」
- 「娘の〇〇が」ではなく、「娘が」
これだけで、AIはちゃんと答えてくれます。上の「お手本」で、書き方の例を出してもらうのもおすすめです。
人に知られたくない相談をするときは、「一時チャット」を使う方法もあります。一時チャットの会話は、会話の一覧に残らず、AIの学習にも使われません(安全のため、最長30日は保管されることがあります)。
AIに入れないほうがよい情報は、AIに入れてはいけない情報は?に一覧でまとめています。ChatGPTを安心して使うための約束は、ChatGPTは怖い?もどうぞ。
お手本 そのまま使えるお願いの文
わたしは70代です。【母の通院の付き添い】について相談したいのですが、名前や住所を出さずに相談するには、どんな書き方をすればいいですか? 書き方の例を2つ見せてください。
たとえば①「80代の母が、月に2回、市内の病院に通っています。付き添いを近所の人に頼むときの、ていねいな言い方を教えてください」、②「家族の通院の付き添いで、仕事を休む日をどう決めればいいか相談させてください」のように書けます。母・近所の人といった続き柄と、市内のような大まかな場所だけで、十分に伝わります。
ChatGPTの会話の一覧を開いて、名前や番号を入れてしまった会話がないか、上から見直してみましょう。見つかったら、上の手順で削除します。
会話を削除しても、カードの番号やパスワードを人に知られるおそれが消えるわけではありません。カードの番号を入れたときはカード会社に、パスワードを入れたときはそのサービスで、早めに手を打ちましょう。
親御さんが「AIに住所を入れちゃった」と落ちこんでいたら、まず一緒に会話を削除してあげてください。そのうえで、「名前の代わりに『母』『近所の人』と書けば大丈夫」と、次からの書き方を1つ見せると安心されます。
よくある質問
削除した会話は、すぐに消えますか?
画面からは、すぐに見えなくなります。OpenAIのヘルプによると、システムからは30日以内に完全に削除される予定です(セキュリティや法律上の理由で、長く保管する場合を除く)。削除した会話は、元に戻せません。
登録しないで使っていたときは、どうすればいいですか?
登録しないで使った会話は、アカウントに記録が残りません。次から使うときは、画面の設定(Settings)で「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにしてから使いましょう。その選択は、使っているブラウザに保存されます。
アカウントごと消したほうがいいですか?
アカウントは、ChatGPTの設定から削除できます。ただ、削除すると元に戻せず、有料のプランにも影響します。まずは入れてしまった会話を削除し、アカウントの削除は家族と相談してから決めましょう。
家族がわたしの名前を入れてしまいました。
入れた人のChatGPTで、その会話を削除してもらいましょう。手順は同じです。これから入れないように、「母」「祖母」のような書き方を一緒に決めておくと安心です。
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