ChatGPTで俳句や短歌は作れる? 添削をお願いするときの言い方
作れますし、添削の相談にも使えます。自分の句を書いて「音の数・季語・言い換えの候補を見てください。直しすぎないで」と頼むと、推敲の手がかりをくれます。ただ、音の数や季語をまちがえることもあるので、最後は自分で確かめて決めます。
- はじめてAIにさわる方へ
- 得意なのは、音の数の確認・季語の確認・言い換えの候補を出すこと
- 頼むときは「見てほしい点」を番号で書き、「直しすぎないで」と添える
- 音の数や季語の季節をまちがえることがある。指を折って自分で数え直す
- 句会やコンテストに出すときは、AIを使ってよいかの決まりを先に確かめる
- 添削(てんさく)
- 作品を読んで、よくなるように手を入れること
- 推敲(すいこう)
- 言葉を何度も練り直して、作品をよくしていくこと
- 季語
- 俳句で季節をあらわす言葉。「柿」は秋、「桜」は春など
- 季重なり(きがさなり)
- 1つの句に季語が2つ以上入っていること。避けたほうがよいとされることが多い
- お願いの文
- AIに話しかける言葉。プロンプトとも呼ばれます
AIは、ノートの横にいる「相談相手」になります
俳句や短歌を作っていると、「この言い方でいいのかな」と迷うことがありますよね。句会の日まで先生に聞けない。家族に見せるのは、ちょっと照れくさい。
そんなとき、ChatGPTのようなAIは、気軽に聞ける相談相手になります。夜中でも、何回聞き直しても、いやな顔をしません。
AIに頼みやすいのは、たとえば次のようなことです。
| こんなとき | AIに頼めること |
|---|---|
| 音の数が合っているか不安 | 五・七・五(短歌は五・七・五・七・七)を数えてもらう |
| 季語がわからない | 季語が入っているか、どの季節の言葉かを聞く |
| 言葉がしっくりこない | 同じ意味の別の言い方を、いくつか出してもらう |
| 題材が思いつかない | 「秋の夕方を詠むなら、どんな場面がある?」と聞く |
ChatGPTは無料で使えます。まだ入れていない方は、ChatGPTをスマホで始めるには?を先にどうぞ。
添削を頼むとき、どう書けばいい?
コツは3つです。
- 自分の句を、そのまま書く。かぎかっこ(「」)でくくると、どこが作品かが伝わります
- 見てほしい点を、番号で書く。「①音の数、②季語、③言い換え」のように並べると、答えも番号順に返ってきます
- 「直しすぎないで」と添える。何も言わないと、AIは句をまるごと作り直してしまうことがあります
ChatGPTとの会話の例
短歌の添削をお願いします。「朝顔の つるの先まで 水やりて 孫の帰りを 指折り数う」。音の数と、気になる言葉があれば1つだけ教えてください。直しすぎないでください。
音の数は五・七・五・七・七になっています。「水やりて」は、「水をやり」とすると、朝の動きが少しやわらかく伝わるかもしれません。ほかはそのままで、気持ちがよく伝わる歌だと思います。
返事を読んで、もっと聞きたいことがあれば、続けて書けば大丈夫です。「2つめの案を、もう少し古風な言い方で」「季語を変えずに、ほかの言い方を」のように頼めます。
AIに一から作ってもらうのは、どうなの?
AIは、俳句や短歌を一から作ることもできます。「秋の月を詠んだ俳句を3つ」と頼めば、すぐに出てきます。
ただ、それはAIが作ったもので、あなたの作品ではありません。句会や新聞の投稿欄、コンテストに出すときは、AIを使ってよいかの決まりを先に確かめましょう。応募の決まりに書かれていることがあります。
おすすめは、作る手前の手伝いに使うことです。
- 「秋の季語を10個、意味つきで教えて」と聞いて、季語の引き出しを増やす
- 「孫の運動会を詠むなら、どんな場面がありそう?」と聞いて、題材を探す
- 自分で作った句を見せて、「この句から思いうかぶ景色を説明して」と頼み、伝わり方を確かめる
最後の使い方は、意外と役に立ちます。自分では伝えたつもりの景色が、AIの説明でちがって読まれていたら、言葉を練り直す手がかりになります。
AIの添削で、気をつけることは?
AIは、まちがえることがあります。俳句や短歌で特に気をつけたいのは、次の3つです。
- 音の数をまちがえる。小さい「っ」「ゃ」や、のばす音の数え方で、ずれることがあります
- 季語の季節をまちがえる。季節の分け方は、歳時記によってもちがいます
- ありふれた言い方に寄せがち。AIの案は、よく見る言い回しになりやすいものです
ですから、AIの答えは「候補」として受け取ってください。音の数は、最後に自分で指を折って数え直します。季語は、手元の歳時記で確かめます。
作品のよしあしを決めるのは、あなた自身と、句会の先生や仲間です。AIは、迷ったときに声をかけられる相談相手くらいに考えると、ちょうどよく付き合えます。
お願いの文の書き方は、AIへのお願いは、どう書けばいい?でもくわしく説明しています。
お手本 そのまま使えるお願いの文
俳句の添削をお願いします。わたしの句は【柿ひとつ 縁側に置く 母の秋】です。①五・七・五の音の数、②季語と季節、③もっとよくなる言い方を2つ、の順で教えてください。直しすぎず、わたしの言葉をできるだけ残してください。
①音の数は「かきひとつ(5)・えんがわにおく(7)・ははのあき(5)」で、五・七・五になっています。②「柿」は秋の季語です。「秋」も季語なので、季語が2つ入っています(季重なり)。③たとえば「柿ひとつ 縁側に置く 母の留守」「縁側に 柿ひとつ置く 母の背な」はいかがでしょう。
最近作った俳句か短歌を1つ選んで、上の「お手本」の【 】の中を自分の作品に書きかえて、ChatGPTに送ってみましょう。返ってきた言い換えの中に、使いたい言葉が1つあれば十分です。
家族や友人の名前、住んでいる町の名前が入った作品は、そのまま送らずに「Aさん」「となり町」などに書きかえてから相談しましょう。
俳句や短歌が趣味の親御さんには、「AIは先生ではなく、ノートの横にいる相談相手」と伝えてください。直してもらうより、言葉の候補を出してもらう使い方のほうが、作る楽しみを残せます。
よくある質問
AIが作った俳句を、句会に出してもいいですか?
会やコンテストによって決まりがちがいます。応募の決まりに、AIを使った作品の扱いが書かれていることがあるので、出す前に確かめてください。迷ったら、主催者に聞くのが確実です。
ChatGPTの添削は、お金がかかりますか?
ChatGPTは無料で使えます。無料のままでも、文字のやりとりで添削の相談ができます(2026年10月に公式の案内で確認)。
短歌の下の句を考えてもらうこともできますか?
できます。上の句(五・七・五)を書いて「下の句(七・七)の候補を3つ」と頼むと、案を出してくれます。案をそのまま使うより、ヒントにして自分の言葉で作るのがおすすめです。
旧かなづかいでも見てもらえますか?
頼むことはできます。「旧かなづかいで書いています。かなづかいは直さないでください」と最初に伝えましょう。かなづかいの正しさは、辞書でも確かめてください。
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AIの画面・料金・できることは、提供している会社の都合でよく変わります。この記事は2026年10月16日時点の公式の案内をもとに書いています。 AIの答えはまちがえることがあります。お金・健康・契約にかかわることは、最後に必ず人(お医者さん・窓口・家族)に確かめてください。